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2007.07.31

ふだんの自分を取り戻す

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学校心理学会の大会に参加してきました。
2日目の午後は、高野甲子雄さんの記念講演でした。あの「プロジェクトX」に登場した、ホテルニューオータニ火災で、66人の人命を救った東京消防庁特別救助隊の消防士さんです。

臨床と同じだなぁ~と感じ、本当に参考になる、いいお話を聴かせていただきました。

以下、内容や感想など(順不同)

予防も消防の仕事、実はそれが一番大切とお話されました。臨床における、第一援助と同じだなぁと思いました。

必ずチームで動く、一人一人がばらばらでは、人命救助はできない。そのためには、指示を出す隊長の働きは非常に重要。それと日ごろの訓練。

指示は短く、1つ、1回だけ。複数指示すると必ずどれか忘れられる。

マニュアルどおりの状況でなくても、その場で判断、行動をしていく決断力も大切。

救助は1回だけ、確実に。やり直しはできない。

初期対応が非常に重要。最初の10分に正しいし初期対応ができればそれでニューオータニ火災は終わっていた。それを誤ったことで、損害は何十倍にも膨れ上がり、どれだけの消防隊員を動因しても、対処行動しかできない状態となった。

あせっては絶対にだめ。あせりから「ふだんの自分」に戻る方法として、高野さんは「確認呼称」を強調されました。チームワークのためにもこれは重要です。
つまり、作業の段取りを言葉にして口に出すということです。「○○確認」「○○よし」などなど。緊急を要する、あわただしい状況の中でも、ひとつずつ言葉を出していくうちに、「ふだんの自分」に戻れていく、と話されました。

そのためには、とにかく日ごろからの訓練が重要です。チームで必ず声を出しながら、信頼関係を大切に、訓練を続けられているそうです。

受験に関連しては、「ふだんの自分」という言葉が心に止まりました。
舞い上がってしまっては、どんな人でも正しい判断ができず、ミスをするのです。
「ふだんの自分」に戻れる方法を、みなさんもそれぞれに身につけましょう。
「確認呼称」はできないけれど、何か参考にしたいですね。
呼吸法もいいと思います。

私はすごくあわてんぼですが、こと試験に関しては、昔からあわてませんでした。
「このために、私はこれだけ勉強してきた。私ができない問題はきっと他の受験生もできないだろう。だから落ち着いてできるところを確実に解答しよう」とか思って、結構平静に受験できました。

マークシートでも、面接のときも、舞い上がっている自分に気づいたら、「ふだんの自分」を取り戻しましょう!

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コメント

みなさん、おあつうございます。
ひろみさん、日曜は教材のほうの講習でもお世話になりました。
ありがとうございました。

法律で質問があります。
障害者自立支援法が去年から施行されていますが、
精神保健福祉法で判断していた部分が
自立支援法での適応になっている個所があると思います。

例えば13-92の過去問ですが、
現在の法律で考えるとすべて×になると思いますがいかがでしょうか。

Aは答えは○ですが、地域生活支援センター→地域活動支援センター、精神障害者→身体・知的・精神障害者になり、
Dは、生活訓練施設(援護寮)→共同生活援助(グループホーム)になる?これはよくわかりません。

この改正では、
精神障害者という区分が身体・知的・精神障害者という区分になった、
日中および夜間の居住支援の形態が大きく変わっているあたりだと思いますが、
厚生労働省のサイトの情報を見ても、
なかなか複雑で手ごわいなぁ~といったところです。
どなたかこの法律の肝(きも)はどこなのかを
説明していただけませんか。

投稿: しーちゃん | 2007.08.01 11:27

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