H17のロ・ハテスト問題
ロールシャッハの診断補助尺度について、補足の説明をコメントでいただいています。ありがとうございます。みなさん、ご確認ください。
私は個人的に、数ヶ月前から健康のために夜更かしをやめました。するとほんとうに勉強時間が確保できませんね! でも、帰宅時間を早くするなどして、夜少しでも時間を確保して、勉強部屋の更新をしていきたいと思います。試験までよろしくおつきあいください。
H17のロ・ハテストについて質問をいただいていますが、これ、はっきりいって簡単です。まず、ご自分で考えてください。ここがわからない、というところをご質問いただければと思います。
そして、簡単といいましたが、実は難問があり、17-49CとDです。これについては、明確なスコア上の指標はないようです。(おわかりの方は教えて下さい) 総合的判断で、C(抑圧)よりはD(隔離・知性化)のほうが妥当であろうと思われます。でも、ΣF+%=60と低めなので、知性化には少し疑問が残りますが。
総合判断というのは17-50AとBも同様だと思います。スコアよりもプロトコルから、男性的と言うよりは女性的だと私は判断します。
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コメント
ブログの投稿方法が
まだよく理解できなくて、
このトピックに投稿します。
ごめんなさい。
統計です。
17-18c
変数間の因果関係を分析するための統計手法
→重回帰、パス、判別など y=f(x)で記述可能なもの。
だと思いますが、
12-24c
(重回帰分析は)因果関係を推察するのに有効である。
→×
です。
この2つは矛盾してませんか??
私は12-24cは、○だと思うんですが。
理由は、因果関係とは y=f(x) で表わせること、
という学生時代からの刷り込みがあるからです。
投稿: しーちゃん | 2007.09.06 08:18
7-36Aは、どうみても×だと思いますが、
回答は○ですね。
片口の本(心理診断法)で調べたら、
カードI にM反応をP反応とするのは、
片口、名大、阪大、どれも見当たりません。
ちなみにM反応をPとするのは名大法だけで、
II, III, VIIのM反応をPとしているようです。
片口はM反応をPと取ることはないようです。
エクスナーも片口同様、M反応をPとすることはありません。
どなたかこのへんの真相をご存知のかた、
教えてください。
投稿: しーちゃん | 2007.09.05 14:01
はるさん、さっそくのコメントありがとうございます。
ご活躍ですね。
drですか~。そうでした。ありがとうございます。
スコアはほんとしっかり読まないとダメですね。しかし、じっくり考える時間はないので、受験生のみなさんは大変だと思います。
できるだけ慣れて、がんばりましょう。
投稿: ひろみ | 2007.08.28 02:07
17-49
Cの指標はないですよね。Dに関しては、drがあり、防衛機制として隔離が用いられ、Mapなどの内容から知性化が考えられると思います。
17-50
A・Bは、MLCや反応継起から正しいと判断されます。
これに関しては、馬場禮子著『改訂境界例』(岩崎学術出版)のなかの事例Ⅰを読まれると理解が深まると思います。
ひろみさん
お久しぶりです。「名古屋のはる」です。覚えて見えますか。私もH18年度の試験を受験して、なんとか合格。H19年度から臨床心理士として務めることになりました。試験が近づき院の仲間の受験が気になりHPをみさせていただきました。少しでも皆さんのお役に立てれば書かせていただきました。
投稿: 名古屋のはる | 2007.08.28 00:50