集中力を高める
今日のNHKの「ためしてガッテン」のテーマは集中力でした。これまでも心理学系のテーマは何度かありましたが、内容的には、こちらの期待度の割にイマイチだったように感じます。(専門性がどうしても下がるのでやむを得ない面も…)
今日のテーマは、シンプルで実践しやすい点がよかったと思います。
以下、その内容から。
集中力とは、脳の必要な部分だけが活動をしていて、その他の部分は働いていない、無駄なことに脳を使っていない状態をいいます。だから集中しているときは、集中していること以外は目に入らないし、気にもならないのです。では、どうやって集中状態を作るか。
というか、集中を妨げるもの(おじゃま虫)があって、番組では、耳から入ってくる情報に気をそらされる例が紹介されていました。おじゃま虫が入っていないようにすることも含めて、集中状態を作る秘訣を、番組では、作業前と作業中に分けて、各3つ挙げていました。
集中状態をつくる
作業前
①目の前から気がそれてしまう「興味関心グッズ」を取り除いておく
②リラックスをする
③集中儀式(直前にしたらなにかに集中できたことを覚えておいて、再びやってみる。何か言葉を言う、深呼吸をするなど、自分にあったものを見つけておくとよい)
作業中
①環境音によって作業の妨げになる雑音を遮断する(環境音とは、聞こえていても脳を刺激しない音。しかし、これは実際の試験では無理)
②次の2つについて自筆でメモを書いて、集中がとぎれそうなったときに見る。
(1)小刻みな目標(「1時間で800個」より、「10分で○○個」の方がよいそうです)
(2)集中ワード
a.ご褒美ワード(「終わったらビール!」「合格したら食事会!」など)
b.はげまし(「あきらめるな!」「がんばろう!」など)
自筆の方が、ワープロ文字より効果があるという実験結果があるそうです。
③休憩(疲労は集中力をとぎれさせるおじゃま虫)
番組のHPでも、明日以降、今日の放送内容が紹介されるはずです。
「小刻みな目標」というのは、まさに私が受験中に目安にした「25問○○分」じゃないですか! と思いました。100問150分と考えるより、まずは25問、次の25問、と取り組んでいく方が私は集中しやすかったです。
「集中ワード」は決めておいて、問題用紙のどこかに書いてもいいですね。先日紹介した、高野甲子雄さんの「ふだんの自分を取り戻す」ということとも、通じるものを感じます。
それから、練習も大切です。練習をしておけば、結果予測がしやすく、不安感を減らし、自信が高まります。そして、「自分はこれだけのことをやってきたのだから」と思い、それでもわからない問題は「他の人にもわからないだろう」と開き直れます。
使えそうなところを取り入れて、ご自身の受験にお役立てください。
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コメント
はじめまして。
4月から大学3回になる、ゆきです。
臨床心理士を目指して心理系大学に入学したんですけど…
なかなか勉強が上手くいかず↓↓
学校の成績が悪いので浪人覚悟なのですが、やはり1発合格したい気持ちの方が大きく(当たり前 笑)悩んでいるのでメールさせて頂きました。
3回の間は単位を頑張って取り、4回やそれ以降から予備校に通うというのでいいのでしょうか??
また私は大阪に住んでいるのですが、良い予備校などご存知ですか??
良ければ、無知な私に教えてください。
投稿: ゆき | 2008.02.09 23:17