ストレスへのコーピング
お約束だった、ストレスコーピングについて。
コーピング:
さまざまなストレスに対処する過程のこと。ストレスに対してなされる認知的および行動上の努力。自動的になされる適応行動ではなく、努力を要するもの。
コーピング行動:
①情動焦点コーピング:
ストレスフルな状況そのものを変化させるのではなく、それに対する見方を変える、認知的再評価の過程と同等の機能をもつもの。ストレッサーへの情動
②問題焦点コーピング:
直接ストレスフルな状況に働きかけ、それを変化させようとするもの。
(例)失敗がゆるされない重要な試験を受ける
①落ち着くよう努力する。失敗してもたいしたことはないと思うよう努める
②ノートをみる、過去問を解く
2つが併用されてストレスへの対処がされることが多い。しかし2つの手段は
促進的に作用する場合がある(ノートをみることで気持ちが落ち着く)が、
妨害的に働く場合もある(過去問を解くほど不安が高まる(^_^;)
2つの手段をうまく組み合わせて使いましょう!
ストレスへのコーピングを支えるもの: 個人のもつ心理的・社会的資源
①健康とエネルギー
②知的能力
③問題解決スキル
④ソーシャルスキル
⑤ポジティブな信念
⑥ソーシャルサポート
⑦物質的資源(お金など)
なるほど! どうも、例が例だったので(私が作ったのではなく『大事典』にあった例です)、試験対策に引き寄せて受け止めてしまいますね。
みなさん、ご自身の心理的・社会的資源をチェックしてみてください! まずは①ですね。そして⑤、あとは正しい方向に努力をすれば、他の資源はついてきますよ。(⑦以外、⑦は受験生=無職のときの私は特になかったですが、なんとかなりました)
⑥については、過去問にも出題されているので、また日を改めて確認しましょう。
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