James, W
18-8
A.のJames, W.(1842-1910) についてまとめておきます。
Wunt, W. (1832-1920) とほぼ同時代の人ですね。
アメリカにおける最初の心理学者と言われる。
意識は断片がつなぎ合わされたものではなく、「意識の流れ」という言葉で表される、常に変化し続ける一連の流れであることを強調した。
意識の構造より機能が重要であるとして、意識の機能を環境への適応という観点で扱う立場を示し、機能主義心理学への道を開いた。
情動の末梢紀元節(ジェームズ・ランゲ説)を主張したことでも有名。
主著『心理学原理』(1890)
Wunt から発展した構成主義が、意識とは「なんであるか」を問うたのに対し、「機能主義」は「なんのためにあるか」を追求しました。そしてしだいに行動主義へと発展していきました。
だから、James は、心理学創世記において、Wunt とならぶ重要人物なのです。
| 固定リンク
「過去問の解説-心理学基礎」カテゴリの記事
- 網様体(23-13d)(2014.04.30)
- 脳表機能マッピング(2012.08.06)
- ブロイエルとアンナ・O(2012.07.18)
- 流言(2011.03.21)
- 夜尿症の治療具(2011.02.23)
「H18問題」カテゴリの記事
- ブロイラーとブロイアー(2008.04.12)
- コミュニティー心理学(2008.03.12)
- 18-48(2007.10.02)
- Frankl と逆説志向(2007.09.29)
- Adler と権力への意志(2007.09.29)
コメント