認知症の治療薬
朝日新聞の記事から、認知症の治療薬についてまとめておきます。
現在、日本で唯一アルツハイマー病の治療薬として認められている塩酸ドネベジル(商品名アリセプト)は、コリンエステラーゼ阻害薬です。神経伝達物質アセチルコリンに働きかけ、消滅しないようにします。アセチルコリンは記憶に関係する神経物質で、アルツハイマー病の人では、アセチルコリンの減少が見られるからです。アルツハイマー病の初期に服薬すると、病気の進行を遅らせることができます。
○海外で認証され、国内で治験中の神経伝達をよくする(進行を遅らせる)その他の薬
ガランタミン
リバスチグミン
○神経細胞を保護する薬(海外で認証、国内治験中)
メマンチン
○アミロイドβたんぱく標的薬(アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβたんぱくを標的とし、たんぱくが固まるのを阻害する薬、根治薬)
セクレターゼ阻害薬(開発中)
ワクチン(国内外で治験中、または治験準備中)
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