M2からの受験勉強
指定大学院M2になる方から、受験勉強について質問をいただきました。
臨床心理士資格試験への受験勉強を開始時期と手順について伺います。 私は海外の大学で心理学主専攻で卒業し、帰国。直後の院入で受かり、現在は第一種指定の大学院生です。来年(2年目)は実習などで忙しくなりそうなので、春休み中に過去問を古い順に解いておこうと思って始めたのですが、歯がたたない状態です。 授業にもかなり真剣に取り組んできたし、修論も同期の中ではかなり進んでいると思います。 合格された方、いつごろから過去問をやり始めたのか、そのやり方(古い順VS最新順)、もしくは、辞書を熟読するのを優先させた方がいいのか、どうかアドバイスをお願いします。
いろいろな経験談をお寄せいただければと思います。
当サイトでは、過去問は分野別に分類して解くことをオススメしています。カテゴリーで整理しています。ご参考になさってください。また詳しい分類方法は
人それぞれでしょうが、過去問については、拙著でも紹介しています。
ですからまず、過去問は分野別に、そして新しい順
にやるのがオススメです。時間がなければ、H3~6は捨ててもいいと私は個人的には思います。
とはいえ、問題をたくさんやればやるほどいいのが受験の鉄則です。古い出題の中にはやってもしかたがない問題(法律関係など)もありますが、時間があれば、一度は目を通しておくのがベターです。やる必要のない問題を見分けられるのも、受験の力のうちなので。
私は、仕事しながら院に通っていたので、M2のときは、実習と修論で手一杯でした。
質問いただいた方の状況はわかりませんが、実習はとても大事だし、修論についても、やればやるほど時間が足りないものでしょう。中途半端に受験勉強を始めるよりは、実習と修論どっぷりでもいいようにも思いますが。
でも、受験も気になりますね。それでは、実習や修論に関連ある分野の問題から解いていく、というのはどうでしょう。統計を使うならば、統計の問題を整理して一通りやっておく。検査を使うならば、査定の問題を整理して一通りやっておくなどです。査定は、まずご自身が使用するものから、どのように出題されているか確認されるのがよいでしょう。(範囲が広いので) 心理療法に関しても同様です。
事例問題や面接に関する出題については、実習をしっかりやることが、問題を解くより先にするべきことだと思います。
実習と修論におそらく関連しないのが、心理学基礎分野とロールシャッハ・テストでしょう。これは、今年は残ってもしかないです。あせらず、来年にまわしてください。
以上が私の方法です。ご利用しやすい様にアレンジしてください。
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コメント
ひろみさん
2回もコメントしていただき、ありがとうございます。今が春休みなので、「春休み中に・・・」と記載した訳ですが、長期戦なので、どのアドバイスも本当にありがたいです。過去問のH5をやって出来なくて、凹んでいたので、「新しい順」は貴重なアドバイスです。今後とも、サイトを参考にさせていただきながら、じっくりと取り組んでいこうと思います。
簡単に状況を説明すると、一応「直進者」ですが現在26歳で、バイトもなしの実家住まいです。院の勉強をしっかりやりたいので、今後もこの生活のままのつもりです。
また皆さんからアドバイスを頂けたらと思います。よろしく尾根がします。
投稿: アーコ | 2008.03.11 07:50
コメントは、春休み中の勉強についての質問でしたね。ちょっとはずしてしまいました。
いずれにしても、過去問を解くなら分野別、新しい順です。
心理学基礎ははてしなくて、最初に始めると終わりが見えません。査定や精神症状からが始めやすいですよ。
投稿: ひろみ | 2008.03.10 23:33