防衛機制
今、宝塚大劇場での星組公演「スカーレット・ピンパーネル」に夢中です。3回観ましたが、終わる前から、「もう1回観たい!」と思いました。帰る前に、チケットカウンターに寄り、また買って帰りました。(^_^;
星組の現在のトップは、宝塚の90年の歴史にも残ると思われるほどの無敵の実力者コンビです。演技、歌とも円熟していてすばらしく、しかも美しく、演技にはちょっとしたコメディーのテイストもあり、非の打ち所がないです。
2番手男役の実力も申し分なし。脚本はあまり語られることのない歴史をベースとした正義の戦いですが、夫婦愛あり、憎しみと野心あり、権力と被支配あり…それらがうまくからみ合い、はらはらしながらの物語が展開します。そして最後は痛快活劇です。オペラ並の楽曲を出演者は朗々と歌い上げ、歌詞もいいですよ!
「ひとかけらの勇気」から、一部紹介し、受験生のみなさんへのエールに代えます。
強い力 立ち塞がろうと僕は諦めはしない
ひとかけらの勇気が 僕にある限り
登れない山 渡れない河
数多(あまた)の障壁乗り越えて
例えこの身 傷付こうと
僕は行く 君の為に
ひとかけらの勇気が 僕にある限り
4回歌われる重要なテーマ曲ですが、ホント、元気もらえますよ! がんばりましょう!
昨年度出題の「重箱の隅問題」を紹介します。情報をくださった方が、正解の根拠も示してくださいました。(ありがとうございます) しかし、私はその根拠を読んでも、よく意味が分かりません。追加情報をお持ちの方は、教えてください。よろしくお願いします。
正誤を問う問題
「打ち消し」はある意味「反動形成」の失敗したものである。→○???
根拠
小此木圭吾・馬場禮子『新版 精神力動論 ロールシャッハの解釈と自我心理学の統合』金子書房
打ち消しは、反動形成が時間的な継起にそって展開される自我の働きである。つまりそれは償いややり直しの心理であって、しかも反動形成がその人物の全体的な態度によってあらわされるのに対して、打ち消しは個々の心理的働きである。特に打ち消しは超自我感情と関係が深い。つまり、1つの欲求や行為が行われ、それに伴う罪悪感や恥の感情が体験されたとき、その正反対の行為を試みるのがうち消しである。
いちおう、確認しておきましょう。
打ち消し
罪悪感を引き起こす行為を行った後で罪悪感や恥辱を感じた場合、それとは反対の行為を行って不快な感情を取り去ろうとすること。他者を非難した後で、その他者を誉めちぎるような場合など。
反動形成
抑圧した自分の衝動や願望が行動に現われるのを防止するために、それとは正反対の行動や態度をとること。子どもに対してなんらかの理由で敵意をもつ人が、その子に対して過度に愛情を注ぐ場合など。
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