相関係数と尺度
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ピアソンの相関係数rは絶対0点があるが、順序尺度である。しかしrの2乗は分散の比率だから比率尺度と言える。
今日はこの意味を考えてみましょう。
まずは相関係数の式を確認してみます。
相関係数=xとyの共分散/xの標準偏差×yの標準偏差
共分散とは、2つの変数間の共変関係の大きさを示す指標で、2変数とそれぞれの平均の差の積の平均です。(数式ありますが、記号が複雑で書けません)
すみません、ちゃんと考えるつもりでしたが、頭が疲れていて、今日は無理なようです。
なぜそうなるかはともかく、
相関係数は順序尺度、2乗は比率尺度
と記憶に留めてください。(すみません)過去問でも、関連する出題はありました。
6-20
相関係数は、2つの変数の関連を表す[A]をそれぞれの変数の[B]の積で割った値であり、測定値の単位や[C]の大きさとは独立した関連の強さを示す指標である。この値は、+1から-1までの範囲の数値をとるが、値が0のときは2つの変数が無相関であることを示し、また2つの変数の関連が強いほど、その[D]が大きくなる。
A→共分散
B→標準偏差
C→分散
D→絶対値
9-22
a.相関係数でr=0.8は、r=0.4の2倍2変数間の関係が強いことを意味する。
c.AとBの2つの変数の相関係数が0.5である場合には、A変数の値によってB変数の50%が説明できることを意味する。
11-23
A.相関係数を調べようとしている2つの変数がいずれも順位尺度としての性質をもつ場合に、積率相関係数を算出するのが理想的である。
B.積率相関係数r=0.3と、r=0.7の差の意味は、r=0.6とr=1.0の差の意味に等しい。
C.決定係数とは、一方の変数の変動(分散)から説明できる他方の変数の変動(分散)の比率であり、積率相関係数rの2乗として求められる。
9-22
a→×…相関係数は比率尺度ではありません。記述は比率尺度にのみあてはまります。
c→×…説明率に関してです。相関係数の2乗がそれにあたります。そして2乗すると、比率尺度になります。
11-23
A→×…積率相関係数を求めるには、共分散や標準偏差が必要です。しかし、順位尺度では、これらの計算ができません。よって記述は×になります。順位尺度の場合はスピアマンの順位相関係数を使います。
B→×…相関係数は順序尺度なので、差の演算をすることに意味はありません。
C→○
眠たくなっていまいました。中途半端ですみません。
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コメント
yoginiさん、コメントありがとうございます。
ストレス時にアドレナリンは正しいですが、副腎皮質ではなく副腎髄質から分泌されます。
投稿: ひろみ | 2008.10.01 23:57
質問です。どなたか返答をして頂けますか?
H11年、問題16
生理的反応に関する記述です。
A.脳波のβ波は、リラックスした(安静)状態で頻繁に出現する。
B.皮膚電位反応は、温熱性発汗ではなく、精神性発汗の指標として用いられる。
C 心臓の拍動は、交感神経系の働きによって増加し、副交感神経の働きによって減少する。
.
D.ストレス状態にあるときは、副腎皮質からのアドレナリン分泌が盛んになる。
正解はeで.(A=X、B=○、C=○、D=X)となっていますが、Dの記述は正しいと思います。調べたら、ストレス時には副腎皮質からアドレナリンやコーチゾールが分泌されるとありました。なぜDが×なのでしょうか?
投稿: yogini | 2008.10.01 22:53