臨界期と敏感期
勉強部屋は先日3回目の開室をしました。仲間も5人に増えて、アットホームな雰囲気で勉強できています。
院試を目指す方も参加されて、大学院の入試問題を見せてもらいました。だいたいわかったのですが、ん?知らない人名が
イタール …?
しかし、勉強部屋仲間の中にちゃんと教えてくれる人がいました。18世紀末にフランスで発見された、アヴェロンの野生児の教育をしたお医者さんです。
野生児研究は、1920年インドで発見されたカマラとアマラが有名ですが、こちらはシングという牧師さんが養育しました。
(野生児に関しては、最近その信憑性を問う著作が出版されています。著者の話をラジオで聞く機会がありましたが、なかなか説得力がありました。)
あっ、と思ったのは、カマラとアマラについて、シング牧師の記録を出版したのはゲゼルだということです。知りませんでした~。
野生児研究は学習の臨界期に関係しますが、ゲゼルのレディネスの理論ともつながっているんですね!
初期学習と臨界期と敏感期について、整理しておきます。
初期学習
生後間もない時期のある種の経験が永続的な効果を及ぼす場合、その経験の効果をさす。Harlow のサルの代理母の実験が有名。
臨界期
ある学習が成立するための期間が比較的厳密に定められていて、学習が成立すればそれは永続的な効果があるが、その期間を逃すと学習は不可能となる期間のこと。
敏感期
ヒトや類人猿の臨界期に相当する期間は緩やかで可逆的であることが後の研究からわかり、臨界期と区別していう言い方。
以下、単なるおしゃべり:
一昨日の私はとてもラッキーでした。
その1.
ミストのような噴水で虹を見つけました。別に普通の現象かもしれませんが、うれしかったです。
その2.
生涯で2度目のよつばのクローバーを見つけました。(前回は5つ葉でしたが) 私の目線の先に、まるで私を待っていたかのようにありました。
その3.
スポーツジムの抽選で、ソックスが当たりました。
みなさんにお裾分けしたい気持ちなので、画像だけでもどうぞ。
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