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2009.06.30

定年性依存症

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6月26日の朝日新聞の記事からです。
定年退職後、アルコールやギャンブルなどに依存する、定年性依存症が注目されています。依存症にならないためには、現役時代から働き方や休日の過ごし方を見つめ直す必要があります。
TVでも取り上げられているのを見たことがあるので、社会問題と言えるのでしょうか。

全日本断酒連盟の60歳以上の割合は、01年度の41%から、08年度は53.3%に増加しています。私の大学院の恩師によると「1日5合以上、週に5日以上、5年間」アルコールを飲み続けると、アルコール依存症になるそうです。体にアルコールが入っている状態が正常であると脳が認知するために、アルコールが抜けたときに、さまざまな症状が出ます。また、アルコールの影響で脳萎縮が起るため、記憶障害(コルサコフ性)なども発生します。

パチンコなどのギャンブル、出会い系サイトに依存し、消費者金融に借金を作る人も。
精神科医の岩崎正人さんは今年の4月に「定年性依存症~『定年退職』で崩れる人々」を出版しています。

回復への道筋は、やはり自助グループです。アルコール依存のためには、本人向けに断酒会AA(アルコホーリクス・アノニマス)、家族向け断酒会やアラノンが、ギャンブル依存にはGA(ギャンブラーズ・アノニマス)、家族向けのギャマノンがあります。

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