映画「精神」
精神科に通う患者さんが、素顔で自らの苦しみを語ったドキュメンタリー映画ができました。
「精神」
カメラが入ったのは、「こらーる岡山」という診療所です。私のゼミの先生のお一人は、岡山出身の精神科医でした。大変斬新な先生でしたが、もしかしたら、関係があるかも…
私はまだ観ていないので感想はないですが、観た人は健常者の延長上に登場される患者さんたちがいて、その間にはカーテンはない、という感想を持つ人が多いようです。
それで思い出したのは、ドナ・ウィリアムス著「自閉症だったわたしへ」です。
彼女の感じていた疎外感を理解できたとは言わないですが、非常な孤独に耐えて、自分をしっかり持とうとする姿に、とても感動し、共感したことを思い出します。
「自閉症だったわたしへ3」も出ているのですね。読まなくちゃ!
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コメント
やさぐれさん、コメントありがとうございます。
関西でも公開になったので、時間を見つけて劇場に行こうと思います。
投稿: ひろみ | 2009.07.21 02:00
ひろみさんが映画「精神」をとりあげてくださってありがたいです。
私は見ましたが、怒りさえ感じるところがありました。
それは、監督の要請に応えて、出演してくださった当事者の方々にこの映画は応えるものになっているのか?というものです。
観察映画と名うち、余りに無神経な介入の仕方と編集ではないかと感じています。
人の心の繊細さなどに対して、この監督は感じるとることができているのだろうか?
プログラムにあった、映画の助けもしてくれていた自分の妻に対してのしうちによく表れているきがしました。
私は、出演したドクターが公開後どのような感じでいらっしゃるのか、心配です。
私は、こういう世界にかかわるなら、かかわった方たちが結果、お元気になられるようなかかわりをしてほしいと思います。
それができないなら、かかわるのはやめて欲しいと思います。
「害することなかれ!」というヒポクラテスの言葉は肝に銘じてこの仕事をしています。
ご覧になった方の意見をおききしたいです。
投稿: やさぐれ | 2009.07.12 11:08