神経心理学検査
金剛出版の『臨床心理学』Vol.2 No.3 に詳しくまとめられているので、項目だけですが、あげておきます。
この号には、フロイトのドラの症例について、詳細が書かれています。読んでびっくりしました。
1.認知症のスクリーニング検査
①HDS-R(長谷川式簡易知能検査スケール)
9項目 20点以下で障害あり
②MMSE(ミニメンタルステート検査)
11項目 26点以上正常、18~25点境界域、17点以下障害あり
2.記銘力・記憶力検査
①WMS-R(ウェクスラーメモリースケール)
②RAVLT(Reyの聴覚的学習検査)
読み上げた単語を想起する検査
③三宅式記銘力検査
有関係対語10対と無関係対語10対を記憶し、対になっている一方の語を想起させる検査
④ベントン視覚記銘検査
10枚1組で3種類の幾何学図形を模写と再生、遅延再生などを行い誤反応を分類する
3.知能検査
①WAIS-R(今は-Ⅲ)
②レーヴン色彩マトリックス検査
一部が書けている幾何学図版の欠如部に6種類の中から適当なものを選択する
4.前頭葉認知機能検査
①KWCST(ウィスコンシン式けーど分類テスト)
②fluency test
③かなひろいテスト
④Stroop Test
5.失語
①WAB失語症検査
失語症のタイプが分類できる
②SLTA(標準失語症検査)
6.失行(知的機能や運動機能が損なわれていないにも関わらず、動作が遂行できない状態)
標準高次動作性検査(SPTA)
7.失認(視覚などの感覚機能が損なわれいないにも関わらず、対象を認知や同定できないこと)
標準高次視知覚検査(VPTA)
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