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2009.09.22

心理臨床学会-書籍販売(2)

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今日も書籍コーナーに立ち寄りました。
おぉ!と思ったのは、『心の専門家が出会う法律[第3版]』が出ていました。2009年9月20日出版です。できたてのホヤホヤ! 中身確認すると、自立支援法でなにが変わったか、詳しく解説されているようです。しかし…また法律も変わるかも知れないので、様子を見てから購入しようと思いました。

目がハートになって買ってしまった本は
『文科系学生のための新統計学』
という1冊でした。2005年に出ているんですね。知りませんでした~。

第0章というのがあり、記号一覧から始まっているのが本編読む前からうれしくなりました。
だいたい、たいていの統計の本は、標準偏差くらいわかってるでしょ、というところから始まっているので。sやxバーなどが一覧表になっていて、私なんかすぐなんだっけとわからなくなるので、メモとって、それを見ながら統計の本は読み薦めます。

標準偏差、分散、共分散の説明も丁寧です。標準誤差なるものの意味も、初めて理解できました。
検定の意味も、私が最近べたな説明で自分で描いて使っている図が載っているではありませんか。ありがたいです~。私にはすごくよくわかる図示なのですが、できる人には当たり前過ぎるようで、わざわざ載せてくれている本がないのです。

もくじを紹介しておきます。コンパクトな解説で、内容は必要なものがそろっています。

第0章 統計を始める前に
01 記号一覧
02 データの種類
03 信頼性と妥当性
04 母集団と標本
05 図表による表現
第1章 記述統計
11 代表値
12 散布度
13 正規分布
14 標準化
15 演習問題
第2章 相関
21 散布図
22 共分散
23 共分散による相関係数
24 相関係数
25 相関の強さ
26 相関の検定
27 相関の注意点
28 偏相関と部分相関
29 演習問題
第3章 単回帰分析
31 単回帰分析とは
32 回帰直線
33 最小2乗法
34 モデルの適合度Ⅰ
35 モデルの適合度Ⅱ
36 回帰係数の検定
37 演習問題
第4章 重回帰分析
41 重回帰分析とは
42 重回帰式
43 独立変数の選択
44 仮想データの計算結果
45 標準偏回帰係数
46 重相関係数と重決定係数
47 外れ値の影響
48 モデルの一般化
49 多重共線性
第5章 ロジスティック回帰分析
51 ロジスティック回帰分析とは
52 係数の決定方法と変数の選択
53 オッズ、対数オッズ、オッズ比
54 仮想データによる計算
55 多重共線性
第6章 t検定
61 独立なサンプルのt検定: 従来型の説明
62 独立なサンプルのt検定: 一般線形モデルによる説明
63 対応のあるt検定
64 演習問題
第7章 分散分析と一般線形モデル: ANOVAとGLM
71 t検定と分散分析
72 多重比較の問題
73 分散分析を行う前提条件
74 古典的な分散分析の説明
75 多元配置分散分析と交互作用
76 GLMによる説明
77 演習問題
第8章 共分散分析: ANCOVA
81 共変量
82 ANCOCVAとGLM
第9章 反復測定分散分析: Repeated measures ANOVA
91 反復測定のデータ入力
92 球状性の過程
93 反復測定での平方和分析の考え方
94 結果出力の見方
第10章 多変量分散分析: MANOVA
101 MANOVAの考え方
102 MANOVAの過程
第11章 ノンパラメトリック検定
111 ノンパラメトリック検定とは何か
112 χ2乗検定
113 さまざまなノンパラメトリック検定
114 演習問題
第12章 メタ分析と効果サイズ
121 メタ分析
122 効果サイズ
第13章 多変量解析
131 因子分析
132 主成分分析
133 共分散構造分析(SEM)
134 パス解析
135 数量化Ⅲ類
136 多次元尺度構成法(ALSCAL)
137 判別分析
138 数量化Ⅱ類
139 数量化Ⅰ類
1310 対数線形モデル
1311 クラスター分析
1312 多水準分析

さて、第7章の73ですが、分散分析を行う前提条件は、
・データが間隔尺度以上であること
・各グループのケースは無作為に選ばれていること
・各グループ内のデータが正規分布していること
・各グループの分散が等質であること
とあります。
「独立性」は見当たりませんが、2番目はH20-21の、独立性の説明文と一致しますね。
ケースを無作為に抽出すると独立性が満たされるのでしょうか??
私は第6章のt検定における、独立と対応のある場合、というのはわかっているつもりでしたが…
もうちょっと独立性について、調べます。

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コメント

mayuさん、コメントありがとうございます。
ご質問には、私はお答えできません。他のと一緒に認定協会に質問します。(まだしていません。すみません)
改めて解説を読むと、「各水準の母分散がすべて等しい」というのも変ですね。分散が等しいなんてあり得ません。等しいこと=等分散ではないはずなのに…

投稿: ひろみ | 2009.09.23 02:13

丁度、平成20年度の問題21で、わからないことがあって、すごいタイミング♪と思いつつ
読ませていただきました。
が、ひとついまだ不明なことがあります。

「等分散性」について、最大標本分散と最小標本分散の比率が3倍を超えていれば、分散分析を行ってよいことになっているという解説文についてです。
選択肢(説明文)4は、この基準に関しては、各標本分散が3倍以内程度の範囲に収まっていればそれほど支障はないとなっています。

解説によると、「3倍以上」、説明文によると「3倍以内」との違い・・どう理解したらよいのでしょうか。

それにしても統計の学習は苦しいです・・。

投稿: mayu | 2009.09.22 11:46

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