合格体験記
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結果が届き始めて、コメントで合格体験記を書いてくださった方もいらっしゃいます。参考になります。
いろんな知恵を出し合えるのがこのサイトのよいところです。来年受験される方のために、また、ご自身の振り返りのために、あなたの合格体験記をお寄せください。
指揮者の故岩城宏之さんは、音大の打楽器科に進学しました。(中退のようですが) 友人に聞いた話ですが、受験のとき、一緒に待っていた受験生はとても優秀だったのですが、自分の技術に自信のない岩城は合格したのに、その受験生は不合格になったそうです。そして音大生となった岩城が、あまり練習もしないまま一年が過ぎようとしていたとき、昨年不合格になった受験生が合格を果たし、自分の後輩となることを知ります。「このままでは、後輩となる彼に負けてしまう」それから岩城は猛練習を始めました。…どれくらいの時間が過ぎたのでしょうか。ふと気づいたとき、岩城は自分の技術が格段と上達していことに気づきました。
この話を聞いたとき、教えてくれた友人も私も高3の受験生でした。2人とも、学力も少しずつ向上する実感を持てるのではなく、努力をつづけていれば、ある日突然、今までとは違う「できる自分」に出会えるのだと確認しあったのでした。
私はバレエを初めて4年が過ぎ、ようやく自分に何ができていないのか、どう練習したらいいのかがわかってきました。今続けているのは、週2回のレッスン(60分)と月2~3回の特別レッスン(90分)、週2回の自主練習(30分)です。1回のレッスンで動く時間はとても少ないです。振りをならって、それをせいぜい2回するだけなので。通常のレッスンだけでは私は絶対に身に付かないのです。ものすごく運動神経が悪いので、上手な人の5倍以上は練習しないと同じことができません。
それで今は「バレエノート」を作り、レッスンした振りをメモしています。そうでないと覚えられないので。そしてメモした振りを自主練習で繰り返し練習しています。他に柔軟やバランスを取る練習、回転の練習なども繰り返しています。いつの日か、今までの私と違う自分なれるのか、道は遠いですががんばっています。
バレエノートを作って、練習して、私は今までできなかった「グランワルツ」ができるようになりました。(動けるだけで「踊り」になっていないのですが) すると、振りが少々変わっても同じリズムで動けるのです。それで思いました。一度習ったことを完ぺきにしたら、自分のものになるのですね。一度自分のものになったら、使えるのです。
習うことと自分のものにすることは違ういます。習っても忘れてしまっては、自分のものにできません。確かに、長くレッスンしていてもなかなか上手になれない人は、習ったことが身に付いていなくて、同じことが毎回できないままレッスンが終わります。次のレッスンでまた1から習います。だから進歩がなく、積み重ねができません。(私もそうでした)
以上を勉強に置き換えるとどうなるでしょう。キーワードは「積み重ね」です。それがなければ毎回同じことを1から学ぶことになり、学習は発展しません。
私はこのサイトでもノートの作り方を紹介していますが、それは、一度習ったこと(学習したこと)を、また1からやらなくてもすむようにするためです。そのノートの内容を繰り返し学習して自分のものにして、どんどん学習を積み重ねることができます。
なんだか、いまさらな内容でした。私は一見回り道に思えても自分なりには無駄なく、こつこつやるタイプなので、これしかないです。でも、バレエの練習方法は自分で考えて(ノートの書き方も!)がんばっています。みなさんも、ご自分の勉強のスタイルを見つけてください。というか、合格された方、ぜひ教えてください。(私のと違って、具体的なものを!)
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コメント
ひろみ先生
ほめて頂けてうれしいです。
また、この進み方でよかったんだと思えて、今後の励みになりました。
レジュメに情報を追加していく勉強方法、自分と向き合って糧にしていく方法、今後とも意識して続けていきます。
また、こちらの勉強部屋にお邪魔させて頂き、自分の知識を増やしつつ、少しでも受験生の方のお手伝いができれば幸いです。
投稿: コザック | 2011.07.17 12:19
コザックさん、すばらしいコメントありがとうございます。受験生の方への大きな助けになります!
1回目に作ったレジュメに足りない情報を書き加えていくというのは、情報の集中・管理という点でたいへん有効です。あっちこっちばらばらにノートを書いても学習の積み重ねができず意味がないと、私は日ごろから思っています。
しんどかった月日をご自分の糧にされている姿勢もすばらしいです。
投稿: ひろみ | 2011.07.14 00:27
コザックと申します。
1種指定校修了後3年目で、病院の常勤心理士をしております。
書き込みが大変遅くなって申し訳ないですが、少しでもお役に立てればと思い、合格体験談を記させて頂きます。
ここのサイトのみならず、短期の勉強会など、様々な面で本当にお世話になりました。
2度、二次試験で不合格となり、3度目の正直でようやく合格いたしました。
支えて下さった家族、友人、先生方、先輩方に、本当に心から感謝しております。
◆筆記試験
○マークシート
・1回目(H.20年度):同年度に初受験する先輩と2人で、5月からの約5ヶ月間、週に1回程度の定期的な勉強会を開く。お互いに常勤の心理士の仕事をしつつの勉強であった。そのため、適宜、過去問を実施して進捗状況を把握しつつも、基本的に、「仕事に関連が強く、興味がもてるテーマをお互いに選んで、次の会までにレジュメを作ってきて、説明しあう」という形態をとった。
その際、藤田(2005)や徳田(2007)を参考に、なるべく関連する過去問(青本・赤本より)を網羅してレジュメを作るように心がけた。
→本番の試験はおそろしく難しいという印象であったが、6割は自信をもって回答できた。
・2回目(H.21年度):当初は、1回目の不合格のショックと、仕事の多忙さから、勉強のやる気が出ず、時間ができたときに、1人で、過去問を解きつつ、1回目に作成したレジュメに書き加えていくという勉強の仕方をとっていた。9月頃になり、同年度に初受験する後輩の勉強会に混ぜてもらい、2週に1回程度、法律などの理解が困難な分野について特に勉強した。途中で、心理臨床大事典(氏原他,2004)から特によく問題がでていることに気づき、これまで勉強したことを、随時、心理臨床大事典を見て知識を補い、以前のレジュメに書き込んでいくようにした。
→本番の試験は、非常に容易で、7割は自信をもって回答できた印象であった。
・3回目(H.22年度):ファイブアカデミーの模擬試験を申し込み、それをモチベーション向上に用いながら、仕事内容に関連させて独学した。その際、基本的には、1回目、2回目のレジュメを見返しながら、必要な情報を追加していく形をとった。
→本番の試験は、比較的容易で、7割は自信をもって回答できた印象であった。
○小論文
・1回目:9月末~10月、一次試験の直前の時期に1~2度、過去問題をもとに実施。主に、小論文の書き方のチェックと、字数制限に気をつけて行った。
→本番は、時間ぎりぎりまでかかったが、ある程度、書きたいことは書け、最低必要字数(1001字)は超えられた。
・2回目:数名で集まって、主に小論文対策の勉強会を数回開催。過去問をもとに、毎回、本番の時間を制限時間に設定して、実際に書き出してみた。その後、数名でどのようなポイントで書いたか、どのような内容を書いたか発表して行き、各自、補足しあった。文章構成がうまい人のまねをできたり、自分では思いつかない視点を得られたり、非常に有益な勉強法であった。
→本番は、10分ほど余って、内容的にも文章的にも十分に書きたいことを書け、1001字は余裕をもって超えた。
・3回目:2回目にならい、独学で、時間を決めて書く練習をした。
→本番は、時間ぎりぎりであったが、ほぼ書きたいことを書けた。
【文献】
藤田祐美 2005 臨床心理士資格試験必勝マニュアル 新曜社
氏原寛他 編 2004 心理臨床大事典〔改定版〕培風館
徳田英次 2007 臨床心理士試験対策心理学標準テキスト0’7~0’8指定大学院入試対応版 秀和システム
財団法人日本臨床心理士資格認定協会 監修 2009~2010 新・臨床心理士になるために 誠信書房
財団法人日本臨床心理士資格認定協会 監修 2008 臨床心理士資格試験問題集〈1〉平成3年~平成18年 誠信書房
【ウェブサイト】
ひろみの勉強部屋
◆面接
・1回目:過去に受験した先輩からの情報と、ひろみの勉強部屋から得た情報をもとに、一問一答で回答を作成した。そして、職場の同僚に面接官をしてもらって2,3度模擬面接を受け、フィードバックをもらい、修正していった。
→当日は、予想していた質問とは内容は似ていても、違う切り口からの質問をされ、頭が真っ白に。特に、大学院で担当したケースについて、「どのような問題点に対して、どのようにSVを受け、それをどのように考え、どのように対応し、その結果どうなった?」と言われた際、戸惑って、行動療法的かつ本人の思いを考慮できていないような回答をしてしまった。
・2回目:1回目よりも細かく、なるべく面接官ウケの良い回答を念頭において、一問一答で回答を作成した。そして、職場の同僚に面接官をしてもらって2,3度模擬面接を受け、フィードバックをもらい、修正していった。
→当日は、予想していた質問が多くなされたが、違う切り口からの質問のため、考えていた回答をそのまま言うことで、会話がちぐはぐになってしまった。それでも冷静を装っていた。しかし、それではあなたの人間性を感じられないという、厳しいコメントを頂いた。
・3回目:1~2回を友人に相談しながら振り返り、大まかなポイントにしぼって、自分が伝えたいことを、自分の言葉で言えるようにする練習をした。その際、友人に電話で聞いてもらったり、ファイブアカデミー主催の模擬面接講座に参加してフィードバックを受けたりした。また、当日は、気持ちを落ち着けるために、これまで作った面接の質疑応答は見ず、自分が言いたいことのポイントのみ確認し、東京観光をして、気持ちを落ち着けて、試験に臨んだ。
→当日は、これまでになく落ち着いて面接に臨めた。しっかりと相手の質問をかみしめて、自分が一番言いたいポイントを意識しながら、素直に回答した。そして、後日に、無事に合格を頂いた。
面接の1つのポイントは、
「自分の強み・弱み(=自分の核となるもの)を明確にし、それを適切な言葉で表現できること」と、私は、考えます。
弱みを隠して、面接官の気に入ると思われるような回答やみんなが言うのと同じ内容の回答をするのはよくないと思います。
私は、自分の核となるものを十分に見出さず、1問1で答えを作り、それを答えるようにしていたために、「この人は自分で自分のことをあまりわかっていない。自分のことをちゃんとわからないのなら、クライエントのことをわかって援助することは難しいだろう。」などと思われて、二次試験で不合格であったと思います。
一人として同じ臨床心理士は存在しないと思いますし、「自分が臨床心理士になったら、こんな弱みもあるけど、その弱みを改善できるように努力しつつも、強みを活かしたこんな仕事ができる」といえることが大事と思います。
私は、2年という時間はかかりましたが、友人とクライエントをはじめ、先生、先輩、非常に多くの方々と関わる中で、自分の強みは「クライエントのために、試行錯誤してよりよい援助のあり方を見出す努力ができること」、弱みは「いろんなことが気になって、大事なものがどれかわからなくなってしまうことがあること」を見出しました。
これを見出したことで、不思議と、地に足がついて仕事ができるようになり、二次試験もう、これまでが嘘のように、落ち着いてのぞむことができ、ある程度、自分の言いたいことを明確に言うことができました。
面接試験は、判定基準が不明確で、準備しても心配はつきないと思いますが、自分としっかりと向き合って準備することは、その後の臨床活動のプラスに絶対なると思います。
私にとって、この3年間は間違いなくプラスになっています。
みなさんの合格を心よりお祈り申し上げます。
投稿: コザック | 2011.07.11 23:07
マジか様
3年目の新米臨床心理士です。後輩たちと勉強会を開催しています。
私も後輩たちが曖昧な情報を簡単に手にいれてしまうことには危惧しております。
指導する立場の人間が、しっかり見本を提示してやらなくてはいけませんね。
さて修論に関して、
「統計嫌って質的研究に逃げる」ということでしたが、
逃げるという言い方は少し違うように感じました。
実は、私の出身校では、学部では量的研究をし、修士ではさらに深めて臨床に結び付く、質的研究をするというのが主流でした。
質的研究は、統計の知識が身に付いていなければ、まともなものにならなりませんし、、、
私の目から見ると、統計をよく理解していない学生ほどSPSSを駆使しながら量的研究をし、
統計を理解している学生でないと質的研究に辿り着けないという印象を受けます。
すみません、長々と、マジかさんの論点と少しずれた指摘をしたかもしれません。
ただ、黙っていられない質でして^^;
こういう見方もあるということだけ、分かっていただけたらと思います。
そして皆様、合格体験談と関係ない書き込みをお許しください。
投稿: マジかさんへ | 2011.03.14 22:44
マジかさん、コメントありがとうございます。
ご指摘感謝します。
投稿: ひろみ | 2011.03.14 21:50
今時は受験にWikipedia使うのか。アレは信頼性・妥当性に欠けて、どうしようも無いときの最終手段や専門外の情報集めなのに・・・
最近、統計嫌って質的研究に逃げる院生も多いし、CPの質、ダダ下がりじゃないか。
煽りでもなんでもなく、真面目にビックリした。
最低限、ネットに頼らないように足りない知識はつけたいものです(自戒の意味も込めて)。
投稿: マジか | 2011.03.14 08:07
合格体験記という事で改めて記入させていただきます。
1次試験
昨年、1次試験を突破できなかった最大の理由は勉強時間不足でした。過去問も1回ぐらいしかやらなかったような。。ですので、今回は勉強時間をどうやって確保しようかをまずは考えました。私は職場がフレックスタイムで10時出勤なので、8時前に行き、始業時間まで勉強するようにしました(朝活?)。そして、終業時間後に1時間勉強する時間を設けました。家は、リラックスする時間と割り切り、一切勉強は試験2週間前までしませんでした。
勉強方法は定まらず、最後まで右往左往していましたが、基本的には臨床心理士資格試験必勝マニュアルを読み込む事と、問題集を繰り返し解くようにしました。
しかし、最終的には問題集を解いて、一つ一つの問題の答えや、出てきた単語、またそこから新たに発見した事について、ネットで丁寧に調べ、ノートに書いていくという事を繰り返したやり方が、一番身に付いた方法だったように感じました。私は海外組のため、他の方が頻繁に使っていたという、大学時代の教科書や参考書は持っていなかったため、ネットが合格のためのバイブルとなりました。よく利用したHPはもちろん、「ひろみの勉強部屋」と「ウイキペディア」でした。
当日、私が一番点を稼げたと感じた所は事例問題でした。今年は事例問題が多く、本当にラッキーでした。昨年落ちたように、来年もし受けたら受かるか分かりません。心理検査はほとんどできず(まったく?)、基礎心理も弱いので・・・。事例は問題集を繰り返し解いていると、だんだん「臨床心理士にはこういう対応の仕方をして欲しいんだな。」と協会の意図を感じ取ることができました。「私だったらどうする?」ではなく、「協会として、どう対応して欲しいのか?」という所を念頭に置いておくと、事例問題は解きやすくなるかもしれません。自分の感触として、1次試験は7割程度は解けていたと思います。
論述は以前書き込んだ通りで、大失敗をしました。。練習は1,2回ぐらいしかしていません・・・。なによりも、文字数を超える事を意識して練習しました。協会のHPにも内容よりも、それが大事のような書き方がしてあったので・・・。私が受かっている事からしても、内容うんぬんよりも、文字数を気にする事が最重要事項でしょう。
2次試験
1次試験の合格通知を受け取った後、さっそく2次試験対策に入りました。協会のHPを見ると、「2次試験は重要である。」のようなコメントが書いてあるので、1次試験に臨む時と同じ意気込みで一応準備はしました。
対策方法としては、知り合いの臨床心理士から、「面接試験で聞かれること。」の問題集をもらい、それを解いていました。
さらに、頭で考えるだけでは当日言葉に出して伝えることは難しいだろうと思い、ひろみ先生の面接練習会に参加しました。その日あったばかりのまったく知らない人に自分の思いを伝えるという練習は本当に助かりました!
面接で話すストーリーを組み上げる時に注目した点は、2次面接は1次を受かった人のうち10%以下しか落とされないという点でした。つまり、9割の人と同じ事が面接で言えれば、落とされる危険性は低くなると思いました。ですので、「個性を出すことよりも、いかに周りの人と同じ事が言えるか?」という事を念頭に置いて準備をしました。
以上が私の体験記です。来年以降に受験される方の何かしらヒントになればと願います。ひろみ先生、そして、支えてくれた多くの方々、本当にありがとうございました。
投稿: けずー | 2010.12.18 12:22
短い間でしたが,関西勉強会ではお世話になりました。無事,合格しました。
私の場合,まったく勉強をする時間がとれず,勉強会は時間確保が一番の目的だったかもしれません。
正直,まったくついていけていませんでしたが,一人で勉強していたので,他の人の状況が知れてよかったです。
正直に言うと,実際に勉強したのは直前の2週間くらいです。
過去問を3回やりました。他の参考書はほとんど読んでいません。
3回やるだけで精一杯で,完璧にするところまでは到底及ばず。。。
他の方の体験談を読んでいると,みなさんすごい努力をされててすごいなと感服してしまいました。
こんな人間もいるということで。。。
でも,いざ受けてみるとそこまで恐れることもないのかなと思いました。
2次試験も極めて支持的な面接官でしたが,仮にそうでなくても日頃から考えていること,大事にしていることをそのまま伝えれば問題ないと思いました。
なにかの参考になれば。。。
投稿: red | 2010.12.17 15:50
このサイトと臨床心理士資格試験必勝マニュアルに助けられ、無事合格しました。ありがとうございます。
私は第一種を出ていましたが、諸事情により資格試験は受けておらず、今年初めて受験しました。
今年の試験を受けようと思ったのが5月くらいでしたが、以前に過去問をさらっと見た限りでは全く解けない問題ばかりで、どう勉強に取り組もうかと悩んでいました。
たまたま本屋の心理コーナーでひろみ先生の“臨床心理士資格試験必勝マニュアル”を見つけました。早速購入し、そこで書かれている通り、過去問全問をコピーし切り取り、分類リストに沿って“仕分け”し自作ノートを作りました。かなりの作業量でしたが(太いバインダー3冊になりました)作業しながら分野別の出題傾向を知ることができ、どこに力を入れて勉強したらいいかが見えてきました。
次に“臨床心理士試験対策心理学標準テキスト”や “キーワードコレクション心理学”など、いろいろな参考書の情報をそのノートに書き込んでいきました。ただ、統計とロールシャッハだけは別に勉強しました。ロールシャッハは片口式しか学んでいなかったので、包括システムを基礎から勉強しました。あとは自作ノートをひたすら繰り返し見直していきました。
論述対策は過去のテーマをすべて書いてみました。論述は書けば書くほど、指定文字数に起承転結でまとめることに慣れていき、テーマの根底はすべて臨床心理士としての姿勢を問われているものなので、キーワードも代表的なものが自分の中にできてきました。本番は練習の成果がでて、あせらず難なく書くことができました。
面接もこのサイトやひろみ先生の本に書かれていた過去の質問集を書き出し、それに対応した自分の答えをまとめてノートを作り、それを2次試験本番まで何度も見直し、言葉が自分に定着するようにしました。本番では面接官の方が受容的な雰囲気で助かった部分もありますが、やはり質問をある程度想定して、それに対する自分の考えをまとめた文章を用意しておいて良かったと思いました。
長くなりましたが、要するに私の勉強法は、素直に“臨床心理士資格試験必勝マニュアル”に沿ったものであったということです。
資格試験は出題範囲が基礎から臨床、事例などの応用まで非常に広いことから、どこから取りかかっていいかわからなくなりますが、この勉強法は効率よく進めるし、やればやるほど不足している部分に自然と気付かされるような気がします。
このサイトと本に大変感謝しております。ありがとうございました。
投稿: くろ | 2010.12.17 12:10
このサイトに助けられ、どうにか合格をいただきました。
私は一昨年一次試験で不合格、去年は出産で受けず、今年再挑戦しました。
一昨年はただ過去問をといていたのですが、なかなか身につかなかったため、今年は変更しました。
今年は、ノート作りをしました。最初に十ページづつでインデックスをつけて、ある程度のカテゴリ(基礎・統計・査定・病理・検査・面接・基本・療法・地域援助・法律)を書き込んでおきます。そして、過去問でわからなかったことや覚えておいたほうがよさそうなことをカテゴリ別に書き込んでいきます。
過去問は、間違ったところだけではなく、選択肢のどこが変なのか、をできるだけ丁寧に調べてノートに書きました。
ノートを書くと、不思議と特に覚える努力をしなくても頭に残っているようでした。もちろん、ノートの見直しはしましたが。
私の印象では、過去問をしっかりできれば試験は解けると思いました。大体、選択肢を絞ることができました。
私は元来怠け者なので、旦那が「資格はとらなくてもいい」と、協力的ではなかったのがよかったと思います(実は心配してくれたみたいですが)。そうだったことで、ちょっとの時間に「今しないと、今日はもう勉強の時間が取れない」と思うことができました。(育児休暇中のため、10分単位の時間はつくりやすかったものありますが)
受験をされる方は時間の確保が難しいとは思いますが。どうぞ、乗り切ってください。
このサイト、調べるうちに結果的にはすべて見たかもしれません・・・。助かりました。
あと、ブログ内検索の仕方を知ってから大分楽に調べることができました。
知らなかった方、試してみてください。
本当にありがとうございました。
投稿: dagu | 2010.12.16 10:54
はじめまして。ねぎと申します。
ここのサイトには本当にお世話になりました。
少しでも恩返しになればと合格体験記を書かせて頂きます。
1種指定校卒ストレートで、非常勤掛け持ちです。
◆筆記試験
とにかく過去問をしました。ここのサイトを参考にさせて頂き、先ず、分野別に問題を分け、全てパソコンで打ち直しました。それをプリントアウトし、大事な事を書き込んで行きました。マークシートのテストですので、大量の情報を一気に書いても効率が悪いかと思い、出来るだけコンパクトに纏めました。
一通りそれを終えた後、何度も読み返していると必然的に足りない情報や苦手なところが見えて来ますので、逐一その情報を参考書やこのサイトを参考にして書き込んで行きました。
それを何度か繰り返した後、しけしんの臨床心理学編と一般心理学編、統計編を読み込みました。3度は読み返したと思います。
残り1ヶ月を切った頃から、100問を時間以内に解くトレーニングを始めました。解答の際、勘で選ぶ事は避け、根拠を自分の中で考えて選ぶよう心掛けました。
論述は特に対策はしませんでした。小論文の骨組みを院試の時に頭に叩き込んでおいた事と、しけしんの論述問題の解答を何度も読んでいた事が大きかったかなと思います。
情報を書き込んだり、纏めたりするのは家でしましたが、それ以外は通勤時間と仕事帰りのカフェでしていました。勉強期間は4〜3ヶ月位です。
◆面接
どのような質問をされるのかは、みなさんの書き込みや先輩方から教えて頂き、それらの答えを考え、実際に声に出しても言ってみました。
後は変に自分を飾らず、今の自分を見て頂こうと思って臨みました。
面接は圧迫ではなかったものの、質問自体はなかなか厳しいものでした…。
私はケースの事を聞かれ、クライアントの行動の意味について面接官と意見が食い違いまして…^^;面接官の意見を受け入れるべきかとも思いましたが、私の中にある感覚は譲れなかったので、面接官の意見は否定しませんでしたが、私はこう思うとしっかりと自分の意見を主張しました。
何を言ってもネガティブな方向に持って行かれ、くじけそうにもなりましたが、最後は、今までクライアントと一緒にして来た事、今、自分がどんな姿勢でクライアントと会っているかという事、これからどんな事を一緒にして行こうと思っているかという事を語りました。喋り過ぎたかと思いましたが、最後は「頑張って下さい。」と言ってくださりました。
今の職場で働き始める時、心理職は自分のしている事をはっきりと周りに伝えられる事が大切だと上司の方に言われました。
それを心掛けて働いていた事が活きた様に思います。
以上が私の合格体験記です。
一人で勉強していましたので、このサイトには本当に助けて頂きました。ありがとうございました。
投稿: ねぎ | 2010.12.15 23:03