あと3週間

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昨日で今年の勉強会はすべて終わりました。受講生の方と握手をして、健闘を祈ってお別れしました。
関西と東京で、ことはＧＷごろから始めましたが、皆勤で参加くださった方もいらっしゃいます。熱心さに頭が下がります。きっといい結果につながることを信じています。

最後は模擬テストをして、私がいかにずるく省エネで問題を解いていくかを少し披露しました。
私は、受験勉強ではずるしませんよ。正解できても問題の意味を考えます。正誤にかかわらない部分でも、知らないことは調べます。もちろん、わからないことはごまかさず、そのままにせず、自分で調べ、とにかくこつこつ愚直に勉強します。
でも、試験のときは、あらゆる手を使って、ずるく速く問題を解きます。まじめに問題文を1行目から順に読んでいては、時間が足りなくなるからです。問題文も選択肢も縦に読みます。
「愚直に勉強、ずるく受験」（カンニングするという意味ではありません。要領よくという意味です）
みなさんに強く勧めるわけではありませんが、くれぐれも「ずるく勉強、愚直に受験」はしないでください。みなさんが目指している資格試験に関しては、いい結果が出にくいと思います。

さて、あと3週間、何をしたらいいですかと質問されました。

たとえば、１つ１つレンガを積み上げるように今まで勉強してきて、あと1ヶ月という時期になると、それ以上高くレンガは積めないし、積まないほうがいいと思います。
あなたは、レンガをどんな風に積みましたか。高く高く積んだ人、あまり高くなくても、土台がしっかりしている人もいるでしょう。
あと3週間は、とにかく自分が積んだレンガの塔（？）を、補強する時期だと思います。突貫工事のせいで、弱くてぐらぐらしているところはありませんか。スカスカなところとか。そういうところを固めましょう。
つまり、新しいことは付け加えず、これまでやったことの再確認、弱い部分の補強です。
方法は、問題を解き、その内容を参考書や自分のノートで再確認という方法がいいと思います。索引で調べて部分読みでいいです。できれば、心理基礎、統計、査定、精神症状は、コアテキストを持ち、繰り返し読むのが望ましいです。1回読んだからそれでいいというのは、私にはありません。自分を信用せず、愚直に、わかっているつもりにならず、また読みます。覚えようとするとたくさん読めないので、忘れてもいいけど、また読みます。だんだんと内容がしみこみやすくなってきます。
ただ、使える時間が人によって違いますね。フルタイムの仕事で疲れてしまう日は、細切れ時間の活用のみでしかたないでしょう。体調を整えるため、睡眠時間は確保しなければなりません。そのかわり、休みの日にはまとまった時間を確保して、100問を解いて、その問題で出た内容を全部再確認したらどうでしょう。まだ週末は2回あります。3連休もあるので、500問できます。
ただ過去問を繰り返すだけでは、いろんな出題に対応できないと感じます。記述文の表面的な正誤だけではく、理解を深めることができればと思います。

予定は立ててください。
しょうもない例ですが、私は新聞のまとめ読みをします。でも、なかなかすすまなかったある日、予定を立てました。とりあず1週間分の予定として、月曜日には○月○日から○月△日までの新聞を読む。火曜日は□日から×日まで、といった具体的な予定です。すると、新聞の山がどんどん片付き、1か月分を1週間以内に処理できました。エンドレスに感じていた部分もあったので、効果に少し驚きました。（しかし、古新聞と奮闘している間に新しい新聞がたまっていくというジレンマは続いています…）
予定通りに行かない日もあるので、予備日は設けてください。予定より遅れてもあまり気にしすぎないで。遅れているというのがわかるだけでも、すごいことです。