ギャンブル依存症(病的賭博)
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新聞にギャンブル依存症の回復施設についての記事があったので、調べてみました。
ギャンブル依存症の正式名は「病的賭博」です。
ICD10の診断基準は
(a) 持続的に繰り返される賭博。
(b) 貧困になる、家族関係が損なわれる、そして個人的生活が崩壊するなどの、不利な社会的結果を招くにもかかわらず、持続し、しばしば増強する。
DSM-Ⅳ-TR では、「他のどこにも分類されない衝動制御の障害」に分類されています。
「他のどこにも分類されない衝動制御の障害」は、病的賭博のほか
間欠性爆発性障害
窃盗癖
放火癖
抜毛癖
特定不能の衝動制御の障害
があります。
病的賭博は診断基準10のうち5つ以上あてはまる持続的で反復的な不適応的賭博行為を指します。
「躁病エピソードでは説明できない」となっているところは、ICD-10と同じです。
10の基準は、DSMをご参照ください。
では、病的賭博について、8月22日の朝日新聞の記事を正誤問題にしました。チャレンジしてみてください。
A.ギャンブル依存症は本人の努力で回復できる病気である。
B.アメリカでは1980年に精神疾患として認定された。
C.2009年更生労働省の調査で、日本国内に400万人以上いると推測されている。
D.回復施設は奈良県大和高田市に1ヵ所、横浜市に3ヵ所あるが、自助グループはほとんどない。
答:
A→×…「ギャンブル依存症は本人の努力で回復できる病でなく、計画的治療が必要だ」(加藤諦三・早稲田大学名誉教授)
B.→○…DSM-Ⅲに記載された年。
C.→○
D.→×…自助グループは全国に100ヵ所以上ある。
以下記事の抜粋:
回復施設では寮生活を送る。講義やスタッフと1対1で話す時間があり、講義以外も厳しいルールがある。
最初の1ヶ月は講義に集中するため携帯電話は没収。ギャンブルしないように1日に所持できるのは1千円、無断外出も禁止。
元依存症の施設長は「仲間と生活することで悩みを共感でき、社会復帰後の人間関係を築く練習にもなるはず」と語っている。
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コメント
こんばんは。
以前一度コメントさせていただいた、はなです。
私は今年の秋に日本女子大学大学院の臨床心理を受けようと思っています。
そこで、事例問題の勉強方法がわかりません。どのように勉強すればよいのかアドバイスいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
投稿: はな | 2011.09.05 22:01