ITPA
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教材の更新作業を進めています。受験生のときはいろんな参考書を読む時間もありませんでしたが、複数の参考書をゆっくり調べるとよくわかっていいですね。
私はITPAというテストのことが、どの参考書を読んでもよくわかりませんでしたが、「そうだったんだ」と納得できる解説に出会えました。あの3次元のモデルの意味もわかって、説明できますよ!
よくわかる解説は、『大事典』のp.463にありました。
ITPAはイリノイ大学のKirkによって開発された、言語能力検査です。
3次元モデルは、Osgood の言語学習モデルを背景にしています。
そのモデルは、回路、過程、水準が3次元になっているという説明だけを知っていました。その意味は…
言語学習を言葉の認知から処理その結果の反応までの過程を図示したのがあのモデルです。
大事典には「刺激受容・解釈・外界への出力という情報の流れ」とあります。
①回路は2つあります。
「聴覚-音声」と「視覚-運動」 これは6-35bで出題されています。
②受容された刺激は、言葉として習得され利用されます。その過程に
受容過程、内的操作を行い連合する過程(連合過程)、ことばや動作で表現する過程(表現過程)
があります。
③ことばを扱う際には
高度で複雑な処理を要する水準(表象水準)とある程度自動的に行える(自動水準)
の2つの水準があります。
モデルの図をみてください。
左側下2つの斜線の四角は刺激、右下の2つの斜線の四角は反応です。
文字の書いてある四角が、下位検査です。10あります。
左下から入った聴覚刺激と視覚刺激は、それぞれ自動水準と表象水準で処理され、音声反応と運動反応として出力されます。手前が「視覚-運動回路」奥が「聴覚-音声回路」です。
図は「しけしん」の臨床心理学編にも載っているので、確認してみてください。
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コメント
けーこさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
投稿: ひろみ | 2012.01.09 01:59
あけましておめでとうございます。
ひろみ先生のブログでは、新聞の記事や最新情報をたくさん知ることが出来るので、これからも拝見したいと思います。
本年もよろしくお願い致します。
投稿: けーこ | 2012.01.07 19:55