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セネストパチー

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病跡学会の学会誌を読んでいたら、セネストパチー(17-40D)について載っていました。自分でまとめたものを貼り付けます。

セネストパチー
 体感異常症、奇妙な体感の異常を訴える症例
 「単なる痛みとか痒みとかの感覚でなく、身体医学的に理解することのできない奇妙な『感覚』とそれゆえの身体の『変容』の確信に基づいた訴えを執拗に繰り返し、そのための身体的治療を執拗に求める症例であること」(渡辺)
例: 「脳が縮む」「筋肉がどろどろする」「神経が引きつる」「テープが体幹を上昇する」「頸動脈に玉が転がる感じ」
 1907年Dupre ら。体感の異常を主症状として、他の精神症状がほとんどみられず、慢性に経過する症例を独立した疾患単位と考え命名
 1957年 Huber 体感異常型統合失調症の概念(統合失調症の下位分類)
 うつ病などの気分障害や神経症と診断される症例での体感異常の症例報告
狭義のセネストパチー
単一症候適に体感異常のみを呈する
 →体感異常の内容が奇異 →妄想性障害
 →体感異常の内容が一般感覚に近い →身体表現性障害
広義のセネストパチー
 疾患単位よりも体感異常の症状に対してこの語を使用(離人症、自我意識障害、感情障害、被影響体験)

皮膚寄生虫妄想
 1938年 Ekbom。むずむずする、虫が刺す、かゆいなどの皮膚異常感覚を主訴として、皮膚の中や皮下を虫がはいまわると感じ、寄生虫による皮膚疾患にかかったと確信する症例の一群。このテーマ以外の事柄に関する思考には異常が認められない。
 セネストパチーの関連疾患として位置づけられることがある。

単一症候性心気妄想
 1982年 Munroら。妄想的な心気症(皮膚寄生虫妄想、自己臭妄想、醜形恐怖、セネストパチー)を単一症候的に訴える一群の病態
(ただし、自己臭妄想や醜形恐怖などの統合失調症圏に近いと考えられる思春期妄想症の一群と、老年期に多い皮膚寄生虫妄想などの病態を一括する概念とすることに、分類学的妥当性に議論が残る)

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過去問の解説-精神状態」カテゴリの記事

コメント

医療は実態を把握できず、精神医療に結びつけてしまう、

患者は高齢者が多く、老化による精神異常であるかのごとく、申し出に注目しようとしない。
患者の言う異常物体を分析することもしせず、(採取検鏡などしても、理解できない異次元物質としか認識できず)
医療・医師には現状把握能力がなく、学校なりで教わったこと以外は目を瞑ろうとする。耳鼻科では排出物は収れん剤噴霧、粘液吸引、70万画素内視スコープ、による観察。
(デジカメ小型版、現在ではレンズの制限からこれ以上の解像度は望めず、
画像操作でバーチャル化をしている)
分泌物には注目せず、患者申出を見しして言いくるめ、詭弁としか言いようがない。

下記の例では、精神病患者2人製造済み、もちろん向精神薬は効果がないとされている。

www.jstage.jst.go.jp/article/jsg/26/3/26_3_346/_article/-char/ja/

体感異常症 (セネストパチー) は本来精神科の疾患であるが, 症状が口腔内に出現することから身体科である歯科を受診する機会が多く, 何らかの対応が求められる。最近経験した高齢者のセネストパチーと考えられた2症例から, 歯科医師における本疾患に対する対応について考察する。

症例1 : 78歳, 男性。主訴は, 歯の裏側のエナメル質が溶けゴムのように伸びる透明なものが次から次に出るで, 精神科での治療を強固に拒否した。傾聴, 受容を中心として訴えを否定することなく本疾患の病像を具体的に説明し, 歯科領域にもあることを説明したところ, 症状に対する不安が解消した。
薬物療法を併用したが病態自体に変化がなく, これ以上の歯科での治療には限界があることを伝え, 最終的にはスムーズに心療内科での治療を承諾し治療を依頼した。

症例2 : 76歳, 男性。主訴は, 口の中から螺旋状のバネ, 毛, 棒のようなものが出てくるであった。
脳外科, 耳鼻科, 歯科などを受診しているが, いずれも異常なしと言われていた。
同様に本疾患について説明したところ, 話を聞いてもらえたとのことで当科での治療を希望した。
3カ月後には, 気づき, 洞察が得られ治療を終了とした。
本疾患に対する歯科の対応としては, 精神科医などとの密なリエゾン療法, または患者の了解が得られた段階で, 早期に精神科などに治療を依頼すべきであると考えている。
そのためにも, 歯科医師の精神科的疾患に対する理解と心身医学の習熟が重要であると考えられた。

heartland.geocities.jp/fixcenesthopathie/

投稿: ねこ丸 | 2017.10.26 13:12

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