新型うつ病
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7月27日朝日新聞の一面に「うつ病 初の治療指針」という見出しの記事がありました。日本うつ病学会が、医師向けの治療指針を初めてまとめたというもの。読んでみると!、え、、そんなこと今までしてもらえてなかったの、、、、という内容でした。
自分が責任をもってやっていない、できないことに対して、やっている人にとやかく言わない(「とにかく謙虚であれ!」)というのが私のポリシーですが、ちょっとびっくりしたというのが正直なところです。
軽症の場合「安易な薬物療法は厳に慎まなければならない」
中等症・重症「1種類の抗うつ薬を十分な量と期間で使うことを基本として、合理的な理由なく、複数の抗うつ薬を使うべきでない」
治療薬ごとの特徴も説明されているそうです。
診断に際して患者に聞くべき情報の目安も示されています。
そううつ病や不安障害、発達障害などを誤診しないよう
1.受診時の症状や睡眠の状態 だけでなく
2.病気になる前の性格の傾向
3.職場や学校での状態
を本人だけでなく家族ら周囲にも確認
学歴、職歴、婚姻歴の確認も有効
その後に「最近注目を集めている若者特有の新型(現代型)うつ病」について記載があります。
「出社できないが、旅行や飲み会などの余暇活動は楽しめるという症状」と説明されています。
今回の指針では、対象外となりました。「医学的知見の明確な裏打ちはない」と指針に記述されました。
何らかのケアが必要な場合もあるが、現時点で、明確な分類、定義ができず科学的に根拠のある治療法はないと判断されました。
新型うつ病について、初めて聞きました。相変わらずものをしらない私です。
インターネットで調べました。信頼できそうなものをひとつだけ紹介します。
うつ病の性格が几帳面で、自罰的であるのに対し、新型は、外罰的(他人のせいにする)のが対照的なようです。向精神薬はほとんど効かないという記述もみうけられます。
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コメント
T山くん、コメントありがとう。お元気ですか。
しっかり学んでおられますね。私は相変わらずで、本職でも受験指導をがんばっています。
投稿: ひろみ | 2012.08.02 22:43
お久しぶりです。
うつ病学会の治療ガイドライン、私も読みました。
記述のなかで、薬物療法と精神療法の併用が望ましいことが頻繁に記されていることが印象的でした。
うつ病をはじめとした精神疾患に対し、医師と心理士がどのように連携していけるのか、実践を踏まえて学んでいきたいと思います。
投稿: T山 | 2012.08.01 21:40