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2012.08.12

特別支援教育

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17-90 は特別支援教育についての質問です。
これは説明よりも
2005年12月8日に答申された、中央教育審議会 「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」中間まとめを読めばいいです。でも、ちょっと長いですね。

大切なのは、5pからの「第2章特別支援教育の理念と基本的な考え方」です。

協力者会議最終報告では、特殊教育の果たしてきた役割や障害のある子どもの教育をめぐる諸情勢の変化を踏まえつつ、「特別支援教育」の理念と基本的な考え方が提言されている。

これまでの「特殊教育」では、障害の種類や程度に応じて盲・聾・養護学校や特殊学級といった特別な場で指導を行うことにより、手厚くきめ細かい教育を行うことに重点が置かれてきた。

「特別支援教育」とは、障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものである。

また、すでに述べたとおり、現在、小・中学校において通常の学級に在籍するLD・ADHD・高機能自閉症等の児童生徒に対する指導及び支援が喫緊の課題となっており、「特別支援教育」においては、特殊教育の対象となっている幼児児童生徒に加え、これらの児童生徒に対しても適切な指導及び必要な支援を行うものである。

17-90A 特別支援教育は,これまで通常学級に在籍していた学習障害(LD)児や注意欠陥・多動性障害(ADHD)児,高機能自閉症児を対象としたものである。→×
…盲・聾・養護学校や特殊学級といった特別な場で指導を受けていた児童生徒に加えて、LD・ADHD・高機能自閉症等の児童生徒も対象とされるようになったのです。

特別支援教室については15pに、

(2)「特別支援教室(仮称)」の構想について
協力者会議最終報告においては、「特殊学級や通級指導教室について、その学級編制や指導の実態を踏まえ必要な見直しを行いつつ、障害の多様化を踏まえ柔軟かつ弾力的な対応が可能となるような制度の在り方について具体的に検討していく必要がある」とともに、「制度として全授業時間固定式の学級を維持するのではなく、通常の学級に在籍した上で障害に応じた教科指導や障害に起因する困難の改善・克服のための指導を必要な時間のみ特別の場で行う形態(例えば「特別支援教室(仮称)」)とすることについて具体的な検討が必要」との提言が行われた。

とあります。
でも、「特殊学級は廃止すべき」とは書かれていませんので、17-90D→× になります。

C.の特別支援コーディネーターについては25pに、

5)特別支援教育コーディネーターについて、協力者会議最終報告では、小・中学校又は盲・聾・養護学校において関係機関との連携協力の体制整備を図るために、各学校において、障害のある児童生徒の発達や障害全般に関する一般的な知識及びカウンセリングマインドを有する学校内及び関係機関や保護者との連絡調整役としてのコーディネーター的な役割を担う者として提言されている。

とあります。したがって17-90C→○ です。

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