アミロイドβを分解する物質
認知症関連の新聞記事はたくさんあります。
今日は、今年の2月13日の夕刊からです。タイトルは
「アルツハイマー病 原因物質の分解促す 阪大、たんぱく質発見」
アルツハイマー病は、アミロイドβという物質が脳内にたまることが一因で発病するとされます。
阪大で、患者の脳内を調べたところ、sorLA(ソーラ)というたんぱく質が、健康な人より量が少ないことがわかりました。そのソーラを高純度で精製してみると、アミロイドβと結合する性質があり、このたんぱく質をつくる培養細胞には、アミロイドβを分解することも明らかになりました。
マウスを使った動物実験でも、このたんぱく質を過剰に持つマウスは、脳内のアミロイドβが通常より7~8割減ることが確かめられました。
「何らかの方法で脳内のソーラを活性化させることができれば、アルツハイマー病のリスクを下げられるかもしれない」と研究者は話しています。
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