脊髄小脳変性症(SCD)のリハビリ
GW、如何お過ごしですか。わたしはほんとうにだらだらしています。
友人のまろさんのブログは以前に紹介しました。
同じ病気の人について、今年の3月に朝日新聞の「患者を生きる」のシリーズで紹介されていました。
その情報編から、機能維持のためのリハビリについて紹介します。
脊髄小脳変性症(SCD)とは、
小脳や脊髄などの神経細胞が損なわれ、脳が縮んでいく病気の総称。国内患者は約3万人。
多系統萎縮症(MSA)
SCDのうち、遺伝しないタイプ。患者数は約1万人。
小脳は起立・歩行や手足の動きを調節し、協調させる中枢なので、身体機能がゆっくりと低下していきます。体がふらつく歩行障害や動作や話し方のぎごちなさなどの症状がでます。
症状を遅らせる薬はありますが、根本的な治療法はまだありません。そのために、症状の軽い早期からのリハビリテーションが注目されています。
患者と家族でつくる「全国SCD・MSA友の会」は、今年1月に「脊髄小脳変性症・多系統萎縮症のリハビリテーション」という本を作りました。
「リハビリで脳の働きかけることで、乱れた神経回路とは別の部分も活性化し、身体機能の回復が期待できる」とのことです。歩行などの動作は、複数の筋肉が協調することによって成り立っていますが、それがバラバラになっているので、リハビリによってこの協調性を取り戻すのです。早期のリハビリ訓練で、効果が3~6ヵ月持続すると言われています。
記事の最後には、「障害の程度は患者によって様々で、リハビリ専門医や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の指導が欠かせない」とあります。連携大事ですね!
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