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2015.04.27

4.26勉強会

今日、本年度1回目の勉強会でした。
年末から、私の事情で更新ができていませんでしたが、勉強会の内容をアップします。
思えば、受験生だったとき、仲間と勉強会をしていましたが、でもそのとき用事で来られなかった仲間のために始めたブログです。
今回も、連絡をいただいたのに、遠方のために参加できない方がいらっしゃいます。その方に、いろいろとお伝えしたいことがあるのですが、一人に伝えるのも、他の方とそれを共有するのも、私の手間は同じです。どなたかの参考になれば、離れていても仲間になれれば、うれしいです。
私の勉強会はいつも、新曜社の「キーワードコレクション心理学」を読み込むことから始めます。
今年は初めて緑の表紙の「改訂版」を使用しました。読んでみると、私が「ここをもっと説明して欲しい」と思っていた内容が増ページされていました。
今は社長さんをされている塩浦さんが、編集に関わられたようですが、実は私の本の担当もしてくださいました。それで、いろいろやり取りをした中で、私が出題内容のことや、ここがわからないと話していたことを、盛り込んでくださったのかなぁと、ひそかに感じています。院試の定番ですが、すみずみまで読むと資格試験にも役立ちます。

いつも通り、前置きが長くてすみません。
内容的には、「キーワードコレクション心理学」の第4章の記憶(245p)までほぼ終わりましたが、統計とその他、私がスルーしてもいいと判断した部分は飛ばしました。
心理統計が、改訂版では詳しくなり増ページされています。過去問もかなり網羅できそうなので、次回以降に読み込もうと思っています。
以下、重要項目と確認した過去問(年度-番号)
第1章 心理学の対象
最初のページから読みながら、心理テストと心理学の歴史を確認しました。
心理テスト
グリニッジ天文台事件
Golton, F. 個人差研究 「精神検査法」
1890 Cattell, J. M. 「メンタルテスト」 …まだ心理テストとは呼べない
1905 Binet, A.  「ビネー式知能検査」 … 精神遅滞児の診断目的(8-31D)
Stern, W. と Terman による IQ (10-39A)
1917 Yerkies, R. M. α式、β式 集団知能検査 …第一次世界大戦のアメリカ(3-17d,8-31A)
類型論 …Kretschmer, E. (23-7d)
特性論
精神物理学
 Weber, E のウェーバーの法則(16-5B)
 弁別閾(丁度可知差異)
構成心理学
 Wundt, W. …意識と内観(3-1)
 1879 ライプチヒに世界で最初の心理学実験室を開設(22-3)
ゲシュタルト心理学
 Wertheimer, M. …仮現運動
 Kohler, W. …『類人猿の知恵試験』 洞察(16-10D,16-79D,23-1C)
 Lewin, K. …場理論(12-1) 
行動主義
 James, W. …意識の流れ →行動主義ではありませんが、その章に入ってました!(18-8A)
 1913 Watson, J. B. …「行動主義者から見た心理学」(18-8B)
 Tolman, E. C. …サイン学習、認知地図(16-10B,19-16B) 
 Hull, C. L. …動因低減説
 Skinner, B. F. …スキナー箱、フリーオペラント
精神分析学
 Freud, S. …イド、自我、超自我(13-13B)
 Jung, C. G. …内向性-外向性(5-34A,3-13C,15-20a)、無意識(13-67)
 Adler, A. …劣等感、人間性心理学(7-65)
応用心理学
 ホーソン研究 →過去に出題情報があったので確認
第2章 環境の認知
 共感覚(16-5A)
 錐体と桿体(16-5C)
 順応、閾値
 マスキング(8-5B)
 全体野(10-6C)
 図と地(5-4,9-3B)
 知覚の恒常性(8-5A,9-3C,16-5D)
 仮現運動…運動残効、誘導運動、自動運動、仮現運動(狭義)、ファイ現象(14-5)
 カクテルパーティー効果(9-4d)
 右脳、左脳(7-15B,10-9A,16-7,24-19AB)
 視覚(10-9D,12-10B,14-7B,15-16B,16-7C)
 Sperry, R. W. …分離脳の研究(18-8D)
第3章 学習
 古典的条件づけ(4-4,13-10,19-16,20-4A)
 道具的条件づけ
 試行錯誤…Thorndike, E. L. の問題箱、効果の法則(20-4D)
 洞察…Kohler, W. (16-10D,16-79D,23-1C)
 報酬と罰(11-11,8-28)
 系列位置効果…初頭効果、親近性効果(7-13C,9-4b)
 集中学習と分散学習(5-13a)
 学習性無力感…Seligman, M. E. (21-1) →改訂版から
第4章 記憶
 記銘と保持(6-10d,19-5AB)
 リハーサル(7-13A)
 再生法と再認法(6-10c,19-5CD)
 Collins, A. M. とQuillina, M. R. …意味記憶ネットワーク(7-13B)
 順向抑制と逆向抑制(6-10e,9-4e)
 レミニッセンス →まだ出題されていませんが、いつか出るかもと思っています
Squire, L. R. の記憶の分類(25-10)
 プライミング(8-5D,9-4C,19-4)…手続き記憶であることに注意!
 短期記憶…7±2チャンク(6-10b)

健忘症、失認症は残しました。失語症が第7章なので、そのときに一緒に読みます。
すごい量だとも思えますが、心理学基礎分野全体の2分の1程度です。
参加されたみなさん、しっかり復習をしてください。
参加できなかった方、用語の羅列ですみません。問題をやってみて、ご自身の理解を確認して、足りないところは参考書を読んでください。


 

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コメント

ひろみ先生

こんにちは、もぇです。
先日の勉強会は、参加できず失礼をいたしました。
当日は「行きたかったな~」とモヤモヤしながら別件をしていました。

勉強会の内容ありがとうございます!!
とってもとっても嬉しいです!!
この記事を参考に、勉強を進めていこうと思います。

また、勉強会がありましたら、ご連絡いただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。

投稿: もぇ | 2015.04.28 12:28

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