2次試験(2015年)
みなさん、たくさんのコメントありがとうございます。
少し整理をしたいので、2次試験に向けてのコメントは、これからはこちらにお願いします。
面接試験については、これまでもさまざまに話し合われてきました。
カテゴリーから、過去の記事やコメントをごらんください。
また、拙著でも、他職種別の対策というほどでもありませんが、みなさんからいただいたコメントを整理しています。
圧迫面接に不安を感じておられる方が多いのは当然ですね。
私は面接指導をしますが、マニュアルはありません。
キーワードは
・4領域
・専門性
・自分のストーリー
・現在・過去・未来
です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私はほんとにお恥ずかしい、下手なクラシックバレエを一生懸命に練習しています。体はぐらぐらですが、先生から「体幹」について指摘され、イメージだけでももちながらレッスンを続けています。
体幹は体の軸なので、しっかりしているとコマのようにくるくる廻れるし、いろんなポーズもピタッと決まるのです。
そしてイメージは、足はしっかり床を突き刺し(ぐさっ)、頭は天井に向かって伸び続ける、ひもで引っ張られている感じです。上半身はのびやかで柔軟な表現力を持ちます。(まったくできていませんσ(^_^;)
面接試験に際しても、同じように、軸はしっかり、でも固まらず柔軟になることが大切だと、私は思っています。
軸は、過去から現在、未来へとつながる、みなさん一人一人のストーリーです。
つまり、臨床心理士になろうと思ったきっかけ(過去)、今まで努力してきたことと、できていること、できていないこと(現在)、そして最終的に目指したい姿(未来)です。
目標を見据えて流れの中で自分を肯定的にとらえると、おのずとストーリーが明らかになります。現在の状況があって欲しい姿を違っていても、これまで積み重ねてきたものと、足りないものをどうするつもりなのかと、資格をとればどうなっていきたいかを語ることができるはずです。
面接試験なので、臨床心理の専門性に基づくことは言うまでもありません。未熟な自分に卑屈になる必要はありませんが、夢だけを語る場ではないので、専門性に基づいた自己分析は正確に行ってください。
4領域について、これは私の好みですが、地域援助についてヴィジョンを持っている人には好感がもてます。だって、若い人が、面接のスキルと査定のスキルを上げて、研究もがんばりたいと語るだけでは、私は物足りないのです。ご自身の経験や、ご自分の地域のニーズに基づいた地域援助のヴィジョン(資格をとったらあんなことしたい、こんなことしたい)を何か持ってほしいです。
くどいですが、マニュアルはありません。答えは全部ご自身の中にあります。自分の軸=ストーリーを探しながら、想定質問の応答を考えてください。
軸ができたら、圧迫面接でもぶれません。
がんばりましょう!
| 固定リンク
「2次試験」カテゴリの記事
- 2018年度 2次試験(2018.11.23)
- 2016年2次試験(2016.11.12)
- 面接練習(11月11日)(2016.11.04)
- 2次試験報告(2015.11.23)
- 2次試験(2015年)(2015.10.29)
コメント
2次試験終了。
難しい内容をきかれた印象はなかった。
面接官は男女1名ずつで、面接導入の流れは某サイトに掲載されていた流れと殆ど同じでした。
初めに名前を確認され、1次試験の出来と難しかった科目について質問された。
緊張を解す意味合いがあったのだと思われた。
以下、順不同で面接内容を列挙します。
1.修士論文のこと
内容と狙い、学会発表の有無を聞かれた。
割と専門的なことにもコメントがあり、正直びっくりした。
2.地域援助について
どんなビジョンがあるかと聞かれた。
現時点でのビジョンの無さと、臨床面接・アセスメント能力の研鑽と並行して考えていきたいことを伝えた。
3.過去のケースについて
心理面接のケースの数と内容について聞かれた。
そのうち1件についてお話ししたところ、「現在、困ってる事は何か」という質問を頂いた。
セラピーの目的とセラピストの基本的姿勢を絡め、現在行っている具体的対応についてお話しした。
4.取れる心理検査について
軽く触れる程度の質問だった。
学部も含め、現在取れる心理検査についてお話しした。
5.今後の活動領域について
今後、どのような領域で活動したいかを質問された。
志望する領域を応えた後、どのような経緯で現在の領域を選んでいるのかをお伝えした。
まとめ
「普段の臨床の延長線上だ」と思っても、試験されると言う文脈があると緊張してしまうのが実感された。
今回、面接練習を一切行わなかったのも心配の種だった。
ただし、「面接評価をCとするための8種の基準」については読んでおり、「普段の自分らしく、自分が正しいと思うことを素直に話そう」という意識があったので声の震えや沈黙はなかった。
現場に出る前であれば、もっともっとしどろもどろになってしまったのだろうなと感じた。
面接官の方がスタンダードな質問ばかりして下さった上に、受容的な雰囲気だったので緊張がほぐれた印象だった。
(そうした安定しない態度がマイナス評価だった可能性もあるが……)
10分はあっというまだったという印象である。
恥ずかしかったのが、退出時にドアが意外と重くて「ドア、意外と重いですよね」と面接官の方にフォローして貰ったこと。
赤面しつつ、なんだか和やかな雰囲気だったので笑ってしまった。
「臨床心理士報23(1)」において、D評価を受けた方が全体の6.5%しかいないことを慰みにしつつ、「面接評価をCとするための8種の基準」をある程度満たせなかったのではないかという不安に苛まれつつ12月の結果通知を待ちたいと思います。
投稿: あれ。 | 2015.11.22 22:08
感謝します。
投稿: y | 2015.11.17 10:21
Yさま
はじめまして。一次試験の論述ですが、以下のようなテーマだったかと思います。
「心理臨床の基本的姿勢について。実践活動を踏まえて、どのような心理臨床の基本的姿勢を学んだか。経験を交えて記述せよ。」
というような感じかと思いますが、少しニュアンスが違うかもしれないので、間違えていたら訂正お願いいたします。
>何を書いたか――とのことですが、テーマにも書かれているように自身のケースでの経験を交えて記述しました。内容に関しては、それぞれ経験や基本姿勢の考え方が違うかと思うのでお答えできないです…申し訳ないです。
投稿: もぇ | 2015.11.16 13:41
今年の小論文問題をだれかおしえてください。お願いします。
投稿: y | 2015.11.16 11:29
ひろみ様
本年の小論文の問題を教えてください。それについて何をかいたらよかったかを教えてください。
投稿: Y | 2015.11.16 10:35
皆様
本年の小論文の問題を教えてください。それとどんなことを書かれたかまた、ひろみ様、それについて何をかいたらよかったかを教えてください。
投稿: Y | 2015.11.15 09:59
みさごっちさま
メッセージ、本当にありがとうございます!あ〜、もう、目から水が。
臆病者でだらしがないですね。
一次試験ですが、私も全く同じ感じになりました。会場が暑くて湿度が高かった影響もあったのかもしれませんが、急に朦朧として来てパニックになりました。
私の場合は残念ながら、自分の受験票を団扇がわりにしてパタパタあおいだ挙句、手を挙げてトイレの入り口で給水させてもらうという失態をやらかしました!
そのあとは、もう頭が真っ白で金縛り状態に。問題が全く入ってこなくなって諦めかけましたが、今までの努力を無駄にしたくない気持ちが勝り、最後の25問のマークシートを何とか塗り終えました。
わりと落ち着いて臨めていたつもりが、
とてつもなく緊張していたんだなとあらためて思います。
私だけかと思い悩んでいましたが、みさごっちさまの経験談を聞かせていただき、救われたような気がします。
そのようなこともあり一次通過は信じられない結果でした。
首の皮一枚、九死に一生というのもあてはまらない表現ですが、そんな言葉がやたらと頭に浮かびます。
一度は諦めていた結果ですので、ひらきなおって二次に臨みたいと思います。
アドバイス、本当にありがとうございます!シミュレーション、寝言で言えるくらい頑張ります!
投稿: M | 2015.10.30 11:56
もぇさま
心強いメッセージと情報、ありがとうございます!
一次通過、本当におめでとうございます。
私は同期が数名で、そのうえ同年代の人がいないので情報も少ないのですが、 一人で受験に立ち向かわなければならない孤独感が薄れたような気がして、今ちょっと泣きそうになっています。
本番が近づくに連れてますます緊張して苦しくなってくると思いますが、
そんなときには頂いたメッセージを思い出して、二次試験を受けることのできる幸運に感謝し、気合いを入れたいと思います‼︎
もぇさまや挑戦者の皆様が平常心の力を発揮できるように、私も祈っています!
投稿: M | 2015.10.30 11:12
Mさま
初めてメールさせて頂きます。昨年度二度目の挑戦で資格を頂くことができました。
Mさんのメールを読ませて頂いて、当時の不安がよみがえってきました。私も同じような体験をしています。
初回の一次試験では問題の半分もいかないうちに、頭がボーっとし始め、動悸がし、そのうち息が苦しくなって、もうリタイアしようと手が挙がりかけたのですが、深呼吸してどうにか踏みとどまりました。勉強不足だった事は確かで、初回は一次でアウトでした。
二度目の一次試験でも同じような現象が起こりました。しかも解答がずれていたのに気づき必死で消して何とか時間内に間に合わるなどヒヤヒヤでしたが無事二次試験へ進むことができました。
二次試験では何回もシュミレーションしておく事をおすすめします。何故臨床心理士を目指すのかを自分の言葉で自然体で答えられればいいと思います。答えられない内容については、正直にわからない、或いは今後の課題にしたいというようなことを伝えるといいのではないでしょうか。私の場合、無理に応えようとするとぼろが出るだろうと予想しての対処法です。
二次試験の突破をお祈りしています。
投稿: みさごっち | 2015.10.30 10:57
以前よりお世話になっています、もぇです。
一次試験、4回目にして初めて通過することが出来ました。
二次を受けて結果が来てから書き込みしよう!と思っていましたが、私もMさま同様に不安感が高く書き込みをさせていただきました。
ひろみ先生のHPに記載されている今まで二次試験を受けられた方々のアドバイス等の記事を見て、対策を練り始めたところです。
「こんな質問されたら…」と自分の思いが伝えられるように書き出してみたものの日々緊張感が増しています^^;
ただやっと攫めたチャンスなので、悔いの残らないように「私自身」で面接に臨めたらと思っています。
Mさま
私の同期でも一次試験で席を立ったけど合格したよ!という人がいます。
私も一次試験のことを思い返すとどうしてもモヤモヤ感が募ってしまいます。実はコメント書いている今も手が震えています^^;
変かもしれないけど、そのモヤモヤ感とか緊張感・不安感があってもいいのかな…とも思い始めています^^面接まで時間があるようで短い期間ですけど、その気持ちも受け止めて二次面接がんばりましょう!
投稿: もぇ | 2015.10.30 10:15
一次試験の通過通知を受け取り、とりあえず安堵したのもつかの間。
もう二次試験に対する不安で、落ち着きのない毎日を過ごしています。
小論文の内容が稚拙だったこと、確信の無い文字数や綺麗な字が書けなかったことへの後悔。途中席を立ったことが審査に影響するのではないかという不安。
人々のメンタルに関って行こうかという人間が何と弱々しいこと。
自分を情けなく思います。
が・・・一次受験後の地獄の2週間を再び過ごすのはもうこりごりなので、ベストを尽くしたいと思っております!
ひろみ先生のアドバイスで、二次試験に対する自分なりの方向性が少し見えてきたような気がします。
飾らず等身大の自分で、熱意を持って臨みたいと思います。
投稿: M | 2015.10.30 08:29